「まほろば」級「まほろば」戦歴
 「まほろば」級は「大和」級「播磨」級「八洲」級「浅間」級のいわゆる八八艦隊艦隊計画艦とは別個のいわば「影艦」として建造され知っているものは少ない。帝国海軍戦艦の中でもあまりにも目にしたものが少なく「幻の戦艦」とも噂された。それもそのはず建造自体は内地(機密)だが母港が外地の小島だからだ。この一番艦「まほろば」は1944年9月に竣工し直ちに内地から出港、内地向けには回航中に行方不明になったと発表されその行方はようと知れなかった。
 このような手の込んだマネをしたのはこの戦艦があまりにも強力なため他国に知られることを恐れたためで、建造の際には「大和」級以上の機密保持が図られていた。艦容自体も八八艦隊の1艦と誤認させるように「大和」級に酷似させている。後発の「播磨」級「浅間」級の高性能ぶりも、実は「まほろば」級のテクノロジーを用いているからである。八八艦隊の華々しい戦果(発表)は「まほろば」級の秘匿に一役かっている。
 その性能は「まほろば」一隻でその他の全地球艦隊を殲滅可能ともいわれ、この諸元を見た大本営は劣勢だった戦局を一気に挽回し「まほろば」級を全面に出し世界征服を目論んだほどだった。無用な敵を作りたくない海軍はこれを行方不明になったととして秘匿することによって帝国の進む道を誤らせなかった。
 「まほろば」には帝国戦艦と認識させないため旭日日章旗を掲揚することを許されず、ブラックライジングサン「黒の日章旗」を掲揚させた。乗員も内地から切り離され、さながら「もうひとつの大日本帝国」だった。
 まったく出撃がなかったといえばそうでもなく連合艦隊が「沖縄特攻」をかけた際には特攻艦隊に呼応して出撃、自慢の性能で漸減作戦を図る「富嶽」隊を誘導、二次にわたる「沖縄近海海戦」には危機迫る連合艦隊を支援砲撃、戦闘力の一端を見せ付けた。「まほろば」の支援なくば戦後の「神風伝説」は起きえなかっただろう。大戦後間もなくソ連樺太侵攻にも出撃「戸隠」が補給のため帰港した時、敵艦隊、上陸部隊を砲撃している。
 この後はしばらくの眠りにつくことになるが、現在出撃情報は確認されていない。
最後の情報では二番艦「ほうらい」が竣工間近だとは聞いていたが…。

 まほろば級 要目 (竣工時)
全長 381メートル
全幅 58メートル
機関および速力は、秘匿のため不明
主砲 70口径20インチ砲3連装5基15門
副砲 70口径8インチ砲3連装2基6門
高角砲 70口径6インチ砲連装12基24門
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建造から5年がたった現在の「まほろば」です。
ブラックライジングサンを貼り付けていた線がいつの間にか落失しかなりの細かい部品が欠損してきています。こうしてみるとかなりボロい艦だと実感しています。

mahoroba8
一番悩ませてくれたのが後部の噴射口でした「宇宙戦艦ヤマト」のような形状なら非常に楽だったのですが、まほろば本編を見る限り中型?4基が十字上に配置されているためこれに挑戦しました。左右のフィンははみ出たノズルを隠すためにオリジナルで取り付けました。
艦腹のバルジは完全なお手盛りです。コンパチ化を選択したため、切断してから整形にかかるという無謀な真似をしていました。そのためか非常に見てくれが悪くなりました。
このとき、エッチングパーツに初挑戦したのですが電探部分の製作だけで大惨敗を喫し以後の艦では使用していません。
ブラックライジングサンを掲揚するために使った張り線も取れてしまい、どこぞのスクラップといった感ありです。緑色に光っているところは夜光塗料を使用しており建造している軍艦の特色となっています。

かつて建造した「まほろばVer.20XX」です。
こちらは「やまとは くにの まほろば」の僚艦工廠通信に載せて頂いたものです。
本格的な船体改造を施した一隻でしたが、課題を多く残した結果となりました。

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