「裏方」は決して目立たず、その存在感も薄く顧られない。そんな中でもひときわ存在感のない「千島」は水上機母艦「千歳」級の5番艦として誕生したが最後まで空母に改装されることなくその姿をとどめている。開戦時には南方作戦にに従事し、多数搭載された水上偵察機は艦隊の目として重宝された。その後船団護衛を主任務としていたため、艦隊決戦の機会に乏しかった。
ある時、長距離偵察中だった二式大艇が故障のため「千島」のそばに着水してきた。大艇母艦「秋津洲」級が登場していない当時はこのような大型機を収容できる機能はなかったが、当時の艦長の機転により「搭載」することに見事成功してしまう。この1件は中型機の水上機化を促し「一式陸攻」や「銀河」の水上機仕様が見受けられている。この結果搭載機を大幅に改めることになり単発水上偵察機のみだったものが二式大艇1機、銀河改2機、晴嵐6機、高速魚雷艇6隻に改められ収容設備が新たに設置された。何度か空襲に見舞われたものの沈没には至らず、消耗されていく数々の艦艇でも大戦を生き延びている。

艦隊泊池へ

「千島」なんて命名しましたが、「千歳」をベースに余ったクレーンで搭載設備を強化しただけという何とも適当な考えで作りました。

高速魚雷艇は甲標的の格納庫を転用して収容しています。ここまで揃えておけば通商破壊くらいは向いているでしょうか?

搭載されている二式大艇です。
このようにして収容することは可能となりました。着発艦は艦尾より出入りすることになります。
設定が超むちゃくちゃです。

tisima6

特務艦「千島」戦歴

クレーン甲板に水上機化した「銀河改」2機が並んでいます。

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